テンボ ひとりぼっちのアフリカぞう
出版社 アスラン書房
定価 1800円
子供に読ませたい度
★★★★★
大人が読んでも楽しい度
★★★★☆
絵が素敵度
★★★☆☆
感動度
★★★★☆
トリビア度
★★★☆☆
アイデア度
★☆☆☆☆
出版社 アスラン書房
定価 1800円
子供に読ませたい度
★★★★★
大人が読んでも楽しい度
★★★★☆
絵が素敵度
★★★☆☆
感動度
★★★★☆
トリビア度
★★★☆☆
アイデア度
★☆☆☆☆
物語は狩りや魚釣りの天才少年カウンゲが子象を村に連れて帰る所から始まります。お母さん象は自分が信でも子供を守るはずなのになんでこの象はひとりぼっちだったの?素朴な疑問をムゼ(長老)に投げかけます。それはムンデレ(アメリカ人、ヨーロッパ人)がザイールに来たことによって起きた悲劇の話しでした。自然を慈しみながら自然と共に生きる素晴らしさ、物欲に狩られた先進国の人間たちの哀れさを痛切に物語っています。これは子供だけではなく大人が読んで、感じて欲しい絵本です。
文 ザンガ・ンゴイ・ガサディ
1952年ザイール共和国リカン市に生まれる。1982年に来日し京都大学大学院で地球物理学を研究。理学博士。自ら「アフリカ村おこし運動」の先頭に立ち精力的に活躍中。
絵 いそ けんじ
1959年栃木県黒磯市に生まれる。日本児童教育専門学校卒。テンボではスタートの時から著者と一緒に作り上げてきた。著書に「ふしぎなき」「ちいさなえほん」「ゆめくいばくさん」がある