チャーハンをパラパラに仕上げるコツを様々なテレビ・メディア・本などで取り上げられていますがどれも「強い火力で」「中華鍋を使う」「手早くあおる」などプロじゃないと作れませんよ〜と言わんばかりの内容です。
パラパラチャーハンは電気調理器でも作れますし、フライパンでアオリができなくてもつくれます。誰も教えてくれない本当のチャーハンのコツを伝授いたします。
チャーハン作り本当のコツとは?
チャーハン作りの8割は卵で決まる!
チャーハンは実のところかなり油を使います。家庭用レシピでは大さじ1杯と控えめに書いているところも多いですが、最低でもお茶碗1杯に対し大さじ2杯は必要です。
タイトルに書いた通り、本格的にチャーハンを作る時の基本は
卵でコメに油をまわす
これが重要になります。お米全体に油が満遍なく染み渡らせることが重要で卵を炒めごはんは入れてからの15秒が勝負です。
ここでしっかりご飯が油でコーティングされていないとべちゃっとした仕上がりになります。
使う油は動物性油
ぱらっとしたチャーハンを作る際に重要なのは油です。なぜ動物性油なのかというと、植物性油は浸透率が高く、お米をコーティングするという役割を果たしてくれずお米に染み込んでしまいます。そのため植物性油でパラパラチャーハンを作るならより多くの油を使わなければなりません。
一般的にはラードを使いますが、バターでも構いません。また鶏皮からとった鶏油(チー油)などもよいでしょう。
2つの基本さえ知って入ればパラパラチャーハンは簡単
パラパラチャーハンの作り方の基本は
- 卵で油をご飯にいきわたらせる
- 動物性油を使う
以上の2点です。この2点さえ守って入れば火力がなくても中華鍋がなくても、アオリがうまくできなくても簡単にパラパラチャーハンが作れます。
ヤミツキ塩辛チャーハンの作り方
昔シャケの酒盗をもらったのですが、あまりの臭さに食べられず思いついたのがこのチャーハンです。バターで炒めることで臭みが和らぎ、塩辛の塩っぱさが味のアクセントとなります。
材料(1人前)
ご飯 | 1膳 |
卵 | 1個 |
ネギ | 適量 |
大葉 | 1〜2枚 |
塩辛 | 20g程度 |
バター | 10gx2 |
香味ペーストor創味シャンタン | 小さじ1と1/2 |
醤油 | 少々 |
バター10gを溶かし、卵を半熟程度に炒めます。
火が通りすぎない程度に炒めたら皿に移します。
ご飯を入れて
ご飯と卵をしゃもじや木べらなどでしっかりと混ぜ合わせます。
バター10gをフライパン全体に行き渡るように溶かし塩辛を軽く炒めます。
軽く火が通ったところで先ほどのご飯を投入。木べらやフライ返しでまんべんなく混ぜ合わせます。フライ本などであおらず作る場合はご飯をフライパン全体に薄く伸ばしご飯に熱がしっかりいきわたるようにします。
ご飯に油がしっかりまわっていると、フライパンにご飯がこびりつくことなくフライ返しななどで簡単に炒めることができます。
こびりつきそうなら調味料(香味ペーストor創味シャンタン)を早めに入れることで油分が追加されこびりつきにくくなります。
最後にネギ・大葉を加えて軽く混ざれば仕上がりです。
プロの料理人が大量にチャーハンを作る方法を参考にしました。
一見変わった作り方ですが、この方法はプロの中華料理人の仕込みを参考にした作り方です。チャーハンが大量に出る中華ではあらかじめ先ほどのように炒めた卵とラードを加えた種チャーハンを作り置いておきます。
油でコーティングされたご飯を再び温めなおすことでさらにぱらっと香ばしく仕上がります。冷凍チャーハンが意外とパラパラで美味しいのもこれが理由ですね。