絵本ここは冬の北極

絵本ここは冬の北極

出版社 アスラン書房
 定価 1648円
 
 子供に読ませたい度
 ★★★★☆
 大人が読んでも楽しい度
 ★★★★☆
 絵が素敵度
 ★★★★★
 感動度
 ★★★☆☆
 トリビア度
 ★★★☆☆
 アイデア度
 ★★☆☆☆

厳しい冬の中を生きる動物たちの巡りめく連鎖を、美しい絵で描かれています。
以下に絵本から抜粋した文章を載せます。

オオカミは 空にむかってほえ
空は 昼も暗く 夜も暗く
寒く 白い世界に 太陽はのぼらない

ここは 冬の北極。

この詩的で情景を素直に表現した文章から冬の北極の厳しさが切々と伝わってきます。

著 マデリン・ダンフィ
カリフォルニア州、サンフランシスコで教育計画開発に携わっている。サンタクルーズのカリフォルニア大学で人類学の学位を得る。以後世界中の本来の姿を失いつつある環境を巡り、調査している。北極の調査を通して、彼女は長く寒い冬の季節を、生き延びる動物たちの強さに興味を持ち、敬服し、学んだ。これは彼女の初めての本である。

絵 アラン・ジェイムス・ロビンソン
野生生物の描写を得意とする芸術家。マサチューセッツ州イーストハンプトン美術印刷専門の印刷所を経営している。ごくまれに出版される彼の作品は、非常に美しいので世界中から賞賛されている。これは彼の子供に向けての初めての本である。

訳 金原 瑞人
1954年、岡山市生まれ。法政大学助教授。英文学を教える傍ら英米児童文学の研究と紹介をしている。

 

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