ポーランドの絵本くろねこのかぞく
ポーランドの絵本くろねこのかぞく

くろねこのかぞく
出版社 セーラー出版

定価 1236円

くろねこのかぞく書評

 

 子供に読ませたい度
 ★★★☆☆
 大人が読んでも楽しい度
 ★★★★☆
 絵が素敵度
 ★★★★☆
 感動度
 ★★☆☆☆
 トリビア度
 ★☆☆☆☆
 アイデア度
 ★★★☆☆

個性を包み込む優しい絵本

代々黒猫であることを誇りにしてきたカシミール一家から1匹赤いネコが生まれた。やることなすこと他のネコたちとは違い、そして赤ネコのロザリンドは自ら旅たち…と一見見にくいアヒルの子のようですが、もっとハッピーエンドです。

ボクはこの本を読んだときいじめ問題を思い起こしました。個性的であることが疎まれる現代だからこそ、この絵本のように個性を包み込む優しさを感じてほしい物です。なお、この作品はウィルコン親子のはじめての共作だそうです。

くろねこのかぞく著者紹介

著 ピョードル・ウェルコン
1957年、ポーランド生まれ、ウィルコンの息子。小学校の国語の先生になり、教鞭をとる傍ら子供らと劇作りなどの交流の中で子供の知的な世界に魅せられ、童話を書くようになった。この作品は父親とはじめて組んだ絵本

画 ヨゼフ・ウィルコン
1930年ポーランドのボグチス生まれ。ポーランド有数のイラストレーター。特に動物を描いては第一人者。ライブチヒ賞、BIB賞、ボローニアグラフィック賞他多数受賞「ベビーライオンフーゴ」「こぐまのやま」など日本語訳されている作品が多数ある。

訳 いずみ ちほこ

くろねこのかぞく口コミ・レビュー

大好きな絵本。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 2015年9月26日
はみ出し者の身としては「あのこはろくなものにはならんだろう」
という台詞が憎たらしくて感情移入できます。
プレゼントにもいいと思います。

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