息子は詐欺2018年の振り込め詐欺の被害件数が16493件(昨年比1719件減少)被害額が356.8億円(昨年比38.0億円減少)と7年間連続増加し続けてきた振り込め詐欺が初の減少傾向となりました。

しかし今年1月から東京を中心にアポ電強盗が相次いでいます。

1月11日 東京都渋谷区初台

3人組が押し入り老夫婦を縛り現金2000万円を奪う。二日前にアポ電があった。「病気になってお金が必要になったいくらある?」という内容

 

2月1日 東京都渋谷区笹塚

3人組が押し入り老夫婦の両手を縛り現金400万円を奪う。二日前にアポ電があった。「患者の治療台が必要になった。いくらある」

2月28日 東京都江東区東陽

加藤邦子さん(80)が手足を縛られ殺害された。マンションには不審な3人組が出入りしていた。

その後の調べで、事件の2週間ほど前、加藤さんの自宅に「家にお金はありますか?」と、いわゆる「アポ電」と呼ばれる、不審な電話があったことが新たにわかった。

2019年に入り、渋谷区では高齢者を狙った緊縛強盗事件が相次ぎ、いずれも事件前に被害者が「アポ電」を受けていた。

警視庁は、同じ犯行グループが加藤さんの事件にも関与しているとみて、現場から逃走した3人組の行方を追っている。

地域・手口から同一犯の可能性が考えられます。ここからは勝手に推理してみますが、短期間でリスクの高い強盗を行い、最後は殺人まで犯している事を鑑みるてみます。

目標金額に達していないための連続強盗。ここで見えてくるのは実行犯3人は必ず用意しなければならない金があった事が考えられます。殺される・家族の危機・または事業など。短略的でリスクも高く凶悪な犯行のため事業という線は薄いでしょう。

そうすると可能性が高いのが借金です。少なくとも2400万円以上の金額ですから一人頭1000万円以上の借金があったと考えられます。

最後に殺人まで発展した強盗事件ですが、他の事件ではずさんだったのにインターホンを持ち出したり電話線を切ったりとかなり念のいった対策されてます。

これらの事から考えられるのはおそらくかなり強気な被害者の方だったのではないでしょうか?「あなたたちは絶対捕まる。人が来る。証拠もある。諦めろ。」このような言葉で犯人の恐怖を煽ったのではないでしょうか?

所沢ナンバーの軽自動車ということまでわかっているのに捕まえない理由とは?

強盗は強盗する方も怯えています。そのためお金を取らず証拠を残さない事だけに注力したように思われます。ここで見られるのは目的を果たさず出たというのはかなり慌てていたことです。

プロ泥棒の鉄則は入ってから5分、10分かけたら危険。この事件はとにかく基本に忠実すぎる点から素人がプロにレクチャーを受けている可能性が高く犯人は借金を抱えた素人・もしくは脅された人という人物像が浮かび上がりますが、問題はこれを指示した人間です。

2件目の患者の治療代が必要になった言葉から「医者の親・もしくは高齢者の医者」というリストを手に入れている事がわかります。また東京都のみというリスクが高い方法をとっていることから東京都のみのリストしかなかった事が考えられます。

所沢ナンバーの軽自動車という情報がマスコミに提供されているということは、ナンバーや所有者まで割り出していることは間違いないですね。

しかし上記の事柄から実行犯の上がいるため泳がせている可能性が高いですね。実行犯に指示した黒幕にも手を入れるため関係性を洗っているところではないでしょうか。

実行犯である3名は金銭やトラブルを理由に脅されていた可能性は高く、最後の殺人は計画性よりも「捕まる」という怯えによるものだと予想されます。防犯カメラに映った犯人の映像が流れましたが、3人とも細身だった事が印象的です。30歳を超えると体型にかなりばらつきが出て来るため、かなり若い20代もしくは未成年を含むメンバーの犯行と予想できます。

トラブルで脅されたとすれば、実行犯は18〜23歳くらいの若者の可能性が高く、黒幕は所沢近辺の振り込め詐欺に関わる暴力団・半グレの先輩という人物像が上がります。

自分の親が振り込め詐欺に合わないためにするべきこと

このように振り込め詐欺からアポ電強盗に発展してしまっている近年「うちの親はひっかからないよ」と人ごとのように考えていた方も見過ごしてはおけません。

振り込め詐欺・アポ電強盗 対策その1  固定電話を解約する

連絡が取れなくなるなど不便を感じなかなか踏み出す事ができませんが、知人や友人などはほとんど携帯電話に登録してあるため固定電話が必要になるケースは中々ありません。

FAXがある事を理由に固定電話の解約を躊躇するかもしれませんが、インク代・通話料のほとんどは営業FAXに費やされています。

また、固定電話を持っている場合、年配の方が個人情報必須の登録に携帯電話を書くことはまずないので、あらゆるリストから守る事ができます。

こういった話をした上で親を説得するのもよいでしょう。

振り込め詐欺・アポ電強盗 対策その2  防犯用自動録音アダプターを設置する

東芝 防犯用電話自動応答録音アダプター TY-REC1

● 電話機につなぐだけで自動的に応答、通話を録音。
● 迷惑な電話を未然に防ぎます。
● 電話工事不要で取付簡単
● 自動応答/自動録音で誰でも使えます。
● 録音は手動の選択も可能、メモ録できます。
● 置き場所に困らないコンパクトタイプ
● 適用回線:アナログ二線式(アナログ回線、PBX回線、INS回線、IP回線)

振り込め詐欺の番組が出るたびにこのような商品が紹介されます。だいたい2万円程度ということですがこちらの商品はAmazonで7000円代(2019年3月現在)で販売されていました。

事前に「この会話は録音されています」というメッセージが流れるため、振り込め詐欺などは警戒し電話しても切るケースが多いようです。

振り込め詐欺・アポ電強盗 対策その3 一度電話がかかってきたら電話番号を変える

振り込め詐欺など犯罪用のリストは高額で取引され怪しい電話がかかって来るという事は何らかの形でリストに乗り出回っているケースが多いです。そのためおかしな電話がかかって来るようであれば何度もかかってきてしまうため、その電話番号は捨てる方が良いケースがあります。

狙われるのは金持ちだけじゃない!振り込め詐欺の対象になりやすいリスト

  • 補聴器購入ー耳が遠いという事が分かっているため、知人・息子を語ったもっともポピュラーで引っかかりにくそうなオレオレ詐欺の対象になりやすいリストです。
  • 健康食品購入ー何を購入したかでコールドリーディングしやすく簡単に財布の紐を開きやすいのが特徴です。
  • パチンコ・競馬必勝攻略法会員ーお金に困っているケースがおおくうまい話にひっかかりやすく還付金詐欺などに利用されやすい

男性が引っかかりやすい架空請求詐欺

架空請求サンプル
架空請求サンプル

男性であればエッチなサイトを見たことはないという人はいないでしょう。またサイトを見ていて突然「ご登録ありがとうございました!」とメッセージが出て慌てて消した経験はありませんか?

こんな風に身の覚えがあるエッチな思い出が布石となり、実際に書面としてハガキが届くと「バレてる!」とお金を払ってしまうケースがあります。家族にバレたくないものだから被害金額はどんどん増え続け、家族が気づいた時には数百万も振り込んでいたというケースが多くあります。

架空請求は基本スルーですが、巧妙にご登録ありがとうございました!の画面に騙されてしまいます。男性親がいる場合はそれとなくこういう詐欺がある事を教えてあげましょう。

実はお父さんが架空請求に払い続けていた。というケースが多くあります。

愛知県警が下記のリンクで「架空請求」を疑似体験できるコーナーを設置しています。

対処法まで掲載されてるのでこちらをお父さんや、旦那さんに見せてあげてください。こういうサイトに直接払う事がなくても、この経験があると架空請求のハガキやメールがきた時に「あの時のやつだ!」と勘違いして払ってしまいます。

https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/furikome/gijitaiken.html

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