ねこのせんちょう

ねこのせんちょう
出版社 セーラー出版
定価 1500円

ねこのせんちょう 書評

 

子供に読ませたい度
★★★★☆
大人が読んでも楽しい度
★★★☆☆
絵が素敵度
★★★★☆
感動度
☆☆☆☆☆
トリビア度
★★☆☆☆
アイデア度
★★★☆☆

ネコ愛に満ちた絵本

ネコの船長は普通のネコ同様に伸びをしたり顔を洗ったり、お気に入りの屋根の上でひなたぼっこをしたりと普通の生活を送っています。しかし夜になると…。

このネコは作者のマドレーヌ・フロイドが実際に飼っているネコで、イラストからも分かるように日常の姿を丹念にスケッチされており、船長に対する愛情がひしひしと感じられます。ネコ好きにはたまらない1冊です。ボクも大好きです。

ねこのせんちょう 著者紹介

著・絵 マドレーヌ・フロイド
画家・イラストレーター。作品は多くの国で出版され展覧会も開かれている。ロンドン市内のチスウィックで、川のそばの家に夫のマイケルとネコの「せんちょう」と暮らしている。「ねこのせんちょう」はマドレーヌが絵と文を両方描いたはじめての作品

せんちょう(ネコ)
イングランド中央のリーミントン・スパで生まれた。明るい日差しと川のそばに澄むためロンドンにやってきた。今の家が気に入るとすぐ、マドレーヌとマイケルの引っ越しと同時に住み着いた。

訳 木坂 涼
詩人・絵本作家。詩集に「五つのエラーを探せ」「刺繍日記」ほか、小さい頃からネコを飼っていて、現在はラー子さんと夫と三人暮らし

ねこのせんちょうの口コミ・レビュー

グルグルグル・・・。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 2006年5月28日
Captain(せんちょう)と呼ばれている猫の一日。
作者といっしょに暮らしている彼は、普通の猫とはひと味ちがいます。
なにしろ、寝たり食べたり身だしなみを整えたりしていない月夜には、
ボートを漕いで恋人に逢いに行くのですから。

猫の姿態が何とも言えないのだけれど、ロンドンの川辺の情景がまたすてき。
作者はCaptainのいる日々の暮らしを愛しているんだなあ、と感じます。

木坂さんの訳は読みやすく軽快。
子どもが読むことを前提にして訳されているような印象ですが、
恋人同士や夫婦で読むのにもいい感じ。
原書を読んでみることもお薦めします。英語も易しいです。

木坂さんが訳さなかった部分もあります。
英文を読んで自分が感じる日本のことば・・・しっくり来る日本語と出会ったとき、
Captainのようにのどをグルグル鳴らして喜びたくなるでしょう。

大好きな作品です

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 2017年2月5日
謎が多い猫の秘密の行動や絵も素晴らしかった、また彼女の作品が
あれば購入したいと思っております。

my mother’s favorite

⭐️⭐️⭐️⭐️ 2011年5月27日
母が、落合恵子さんの本「絵本処方箋」を読んで、とりあえず図書館で借りて来たこの本に、買ってほしいとせがまれたのが購入のきっかけでした。
現在、私の家ではニ匹の黒ネコを飼っています。そのずっと昔に飼っていた黒と白のブチの猫、私が大学生の時に下宿先の京都から連れ帰ったのを母がかわいがっていたものの、ある日突然、逝ってしまったことを、悔いていたのかもしれません。
私の弟は美術の先生をしていて、絵が描ける人を羨ましいと母はよく言っているのですが、猫が大好きな方なら、その絵だけで、参ってしまうでしょう。ちなみに母はいせひでこさんの絵も好きなので、彼女の絵が好きな方はシンパシーを感じるでしょう。

せんちょうは実在します!

⭐️⭐️⭐️⭐️ 2015年5月25日
この本の最後に写真付きでせんちょうが紹介されています。とっても凛々しい猫です。

作者が引っ越すと同時に住み着いた…とありますので、元は野良猫なんでしょうか?
いろいろとせんちょうのおいたちを想像してしまいます。

この作品は絵がステキです!
是非、原書を読んでみたいです。

猫のしぐさに猫感たっぷり

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 2007年7月13日
ウキウキした感じの足取りや、
どーんと構えちゃっている様子。笑ってしまいました。
よーく猫のことを観ている作者だなぁって思います。
短い文で、ポンポンポーンとテンポもよくて。
ときどき、見返してしまう絵本ですね。

ブギー猫

⭐️⭐️⭐️ 2007年1月18日
ぶぎっとした猫が好きなヒトにはたまらん一冊です。

猫の生態とファンタジー部分が良い具合に絡んでいます。

猫なのに船長なんです。絵がステキ。

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